

【清流の興津川スポット】
毎年5月20日朝5時、東日本で一番早く鮎釣りが解禁となり、多くの太公望が訪れます。上流にはワサビ田が作られ、淵の木立には「ヤマセミ」、「カワセミ」が生息しています。


■概要
興津川は、静岡市清水区と山梨県との県境の田代峠からいくつかの支川を合わせながら、駿河湾へ注いでいます。総延長は52km、流域面積は約120平方kmです。川が短いわりに勾配が急なため大雨が降るとすぐに水が増えますが、水がひくのが早いというのが特長です。興津川流域の約68%は森林で、その他はみかん畑や茶畑が見られます。特に両河内地区のお茶、竹の子、わさびは味が良いことで全国的にも有名です。
■歴史
興津川は昔、蒲田川ともいい、川沿いに住んでいる人々の飲料水、農業用水、筏で木材・竹材を運搬、水車で米や麦の精白などが行われ、生活になくてはならない川でした。古く奈良時代ではアユやノリがたくさん採れ、珍重されていたということです。また徳川時代にきれいな水を利用して作られた駿河半紙(メモ)は幕府が使う紙として役立たれていました。昭和7年からは水道用水として重要な役割を果たしています。
■流路延長
本線 27.0km 中河内川 8.9km 小河内川 5.9km 布沢川 2.6km 中一色川 2.5km 場沢川 2.0km 黒川 1.4km
■メモ
この駿河半紙を基に、明治20年代に漂白した改良半紙が製造され、興津町内で工場生産が始まり、一時紙工業の生産地として発展しました。
■環境活動とリバーフレンドシップ
興津川では河川環境の保全と創造を目的として、「清水興津川の保全に関する条例」(平成5年10月施工)、「興津川保全市民会議」(平成6年8月発足)が施工、発足され、行政と市民・企業・団体が一体となって活動を行っています。また、興津川ではリバーフレンドシップとして河川清掃や除草、草花の植栽等の活動が行われています。
【参照サイト】
興津川非出資漁業協同組合
(日常情報)
電話 054-393-3894
(つり情報)
電話 054-393-3640
FAX 054-393-1274
(e-mail)
okitugawa@vc.tnc.ne.jp
